IT投資マネジメント
我が国の一般企業では、売上高の1%程度をIT関連費用として毎年予算計上しています。それだけの大金を投じているからには、当然それを上回る投資効果というものを期待したいところなのですが、実際に効果が出ているのか出ていないのか「納得感」を持ってマネジメントできている企業はまだ少ないのではないでしょうか。
私たちはその問題を解決するために「IT投資の評価モデル」というフレームワークを活用して、ITIM(IT投資マネジメントシステム)を構築するという考え方を提案しています。
IT投資全体をいくつかのカテゴリに分割してマネジメントする手法を「IT投資ポートフォリオ」と呼んでいます。
IT投資ポートフォリオを構築して
- 各カテゴリの特性に合った評価手法を取り入れる
- IT投資全体に占める各カテゴリのコスト比率をモニタリングする
という2つのマネジメントを実現します。
私たちは、IT投資案件を「戦略型投資」「インフラ型投資」「改良型投資」という3つのカテゴリに分割するIT投資ポートフォリオモデルを提案します。
IT投資評価を難しくしている大きな理由の一つに、投資効果の金額換算の困難性というテーマがあります。IT投資は投資する領域によってさまざまな効果を生み出しますが、そのすべての効果が「納得感」を持って金額換算できるかというと、その答えには疑問を持たざるを得ません。
私たちはその困難性を解決する一つの方法として「財務的効果」と「戦略的効果」の組合せで投資効果を立証するアプローチを提案します。